【ギア考察】燃料統一するメリットはあるのか?【燃料の選択】
こーりんです。
今回はキャンプの必需品、「燃料」について考察していきます。
いくつも選択肢があって悩むんですよねぇ・・・
■目次
記事トップ
1. ガスにする?ガソリンにする?それとも と・う・ゆ(灯油)?
2. 燃料の特長
2-1.ガス缶(OD缶/CB缶)
2-1-1.OD缶
2-1-2.CB缶
2-2.ホワイトガソリン
2-3.灯油
2-4.薪/炭
2-5.その他 (電気、プロパン、アルコール etc.)
3. 燃料統一のメリット/デメリット
3-1.メリット
3-2.デメリット
4. スタイル別の使用例
4-1.登山/ULはガス一択
4-2.冬キャンプ/ブッシュクラフトは「薪」という選択肢
4-3.オートキャンプなら全種類持ち込める
5. あなたが一番重視したいのは・・・?
記事トップ
1. ガスにする?ガソリンにする?それとも と・う・ゆ(灯油)?
2. 燃料の特長
2-1.ガス缶(OD缶/CB缶)
2-1-1.OD缶
2-1-2.CB缶
2-2.ホワイトガソリン
2-3.灯油
2-4.薪/炭
2-5.その他 (電気、プロパン、アルコール etc.)
3. 燃料統一のメリット/デメリット
3-1.メリット
3-2.デメリット
4. スタイル別の使用例
4-1.登山/ULはガス一択
4-2.冬キャンプ/ブッシュクラフトは「薪」という選択肢
4-3.オートキャンプなら全種類持ち込める
5. あなたが一番重視したいのは・・・?
1.ガスにする?ガソリンにする?それとも と・う・ゆ(灯油)?
キャンプを始めると必ずと言っていい程ぶち当たる問題。
コンロはガス缶だけど、ランタンはガソリンだし、冬キャンプだとストーブは灯油・・・
積載にも困るしあれこれ持つのは大変だから一つにしたい!!
と思うのは僕だけでないハズ(; ・`д・´)
そこで、僕にとってどの燃料が最良なのか?
統一するメリットとデメリットは何か?
整理しながら考えていきます。
2. 燃料の特長
まずは燃料の特長を確認しましょう。
燃料ごとに長所・短所があるので、自分に合った使い方の
ヒントになるやもしれません。
各項目の説明は以下の通り。
入手性:(〇>△>×)
燃料そのものが手に入りやすいかどうか。
身近で売っていれば手に入りやすい。
価格:(〇>△>×)
燃料の価格帯が安いかどうか。(肌感覚)
利便性:(〇>△>×)
手軽に使えるかどうか。
いわゆる「点火の儀式」が必要だと手軽ではない。
汎用性:(〇>△>×)
機器類のラインナップが多いかどうか。
幅広い用途に使える燃料なら汎用性は高いと判断。
2-1.ガス缶(OD缶/CB缶)
まずは、最も扱いやすいガス缶。何といっても手軽さが一番の魅力。
カセットコンロが代表例。機器サイズがコンパクトなものが多い。
残量が減ると火力が落ちる。寒くなっても火力が落ちる。
ガス缶を人肌で温めたりハイパワー版を使ったりして対処する。
継足し、再充填ができないので半端なガス缶が貯まりやすい。
缶は自治体のルールに従って捨てる事。
2-1-1.OD缶
OutDoor缶。キャンプや登山でそれっぽいガス缶。
ガスの混合比によって通常版とハイパワー版がある。
サイズは110g,250g,500gの3種類。
入手性:△
アウトドアショップやホームセンターで買える。
価格:×
ガス自体が高い。
利便性:〇
ノブをひねれば着く。ガスコンロと同じ感覚で使える。
汎用性:〇
キャンプ/登山用品でよく採用される。
他の燃料に比べ、対応機器は種類が多く安価。
2-1-2.CB缶
CassettegasBombe缶。いわゆるご家庭にあるガス缶。
中身は通常版が一般的だが、一部にハイパワー版がある。
サイズは120g,250gの2種類。
入手性:〇
スーパーやホームセンターはもちろん、
100円ショップやコンビニでも買える。
価格:△
OD缶より安価だが、他燃料よりも割高。
利便性:〇
ノブをひねれば着く。ガスコンロと同じ感覚で使える。
汎用性:〇
コンロに始まりランタン、暖房、発電機まである。
他の燃料に比べ、対応機器は種類が多く安価。
2-2.ホワイトガソリン
ロマンの塊。火力が強く、寒くても安定している。
一生モノと言われる位丈夫で長持ちする。
継足しできるのでちゃんと使い切れる。
「ポンピング」と呼ばれる儀式が必要。
機器が大きく高価。メンテナンス必須。
取り扱い中は火気厳禁。すぐ燃え広がる。
自動車用のレギュラーガソリンとは異なる。
入手性:△
アウトドアショップやホームセンターで買える。
繰り返すが、レギュラーガソリンとは違うので、スタンドでは買えない。
価格:△
レギュラーガソリンよりは高い。
利便性:△
「ポンピング」が必要。めっちゃ空気を圧縮する儀式。
ポンピングが終わればガスと同じ感覚で使える。
汎用性:△
ランタンとバーナーで使用可能。
2-3.灯油
石油ストーブや湯沸かしで使う。ご家庭で見る燃料。
火力が強く、寒くても安定している。
一生モノと言われる位丈夫で長持ちする。
継足しできるのでちゃんと使い切れる。
「ポンピング」と呼ばれる儀式が必要。
機器が大きく高価。メンテナンス必須。
取り扱い中は火気厳禁。すぐ燃え広がる。
特徴がガソリンに似ている。
入手性:〇
ガソリンスタンドやホームセンターで買える。
価格:〇
取り上げた燃料で最も安価の部類。
利便性:×
ポンピングに加えアルコールで「プレヒート」(事前暖気)必須。
火力が安定するまで手間と時間が掛かる。
但し、石油ストーブは簡単に着火できる。
汎用性:△
ランタンとバーナー、暖房に使用可能。
2-4.薪/炭
ある意味最古の燃料。火そのものを扱うので暖かい。
これと言った道具も不要で使える。
※マナーの面から焚火台、コンロ、火消壺などは必要
あくまでも熱源。それ以上にはならない。
入手性:〇
ホームセンターやスーパーでも買える。
ルールが許せば現地調達も可能。
価格:△
質にもよるが安め。最近は価格が上昇気味。
利便性:△
マッチやライターだけではコツが必要。
着火剤多め、できれば火起こし器があれば楽。
ガスバーナーで着火する荒業もある。
火が着いてしまえば継足しだけでOK。
汎用性:×
副次的な灯り効果はあるが、熱源として利用。
炎の揺らめきが心を癒してくれる(重要)
2-5.その他 (電気、プロパン、アルコール etc.)
他にも燃料となりうるモノはありますが、趣旨から外れてしまう恐れがあるので
対象外としたものを紹介します。
電気
近年のランタンは安全面と手軽さからLEDが主流になっているし、
ポータブル電源を使って暖房、調理、スマホ充電と幅が広い。
現代生活に近いキャンプを楽しみたいならアリ。
ただし、今回のテーマは「燃料」なので対象外。(´・ω・)
プロパン
ガスの一種なので、特徴はガスの項を参照。ただ一般的じゃない。
灰色のガスタンクをゴロンゴロンさせて持ち込む人は稀だし、
機器自体も大型となる傾向がある。キャンピングカーなど
積載に困らない人の選択肢なので対象外。
アルコール
静かに燃える燃料。割と安価に手に入る。
調理や消毒に使える。ウルトラライト(UL)目的ならアリ。
本体の大きさ故、燃焼時間が短めで調理には不向き。
(最近は大型のアルコールストーブもある)
ニッチな燃料になるので対象外。
但し、灯油メインならプレヒート用に必須。
3. 燃料統一のメリット/デメリット
燃料を統一したらどんな良いことがあるのか。
それともどんな悪いことがあるのか。
統一するメリットとデメリットを比べてみて
統一する必要があるかどうかを検討してみます。
3-1.メリット
①荷物が減らせる
統一化の一番のメリットはこれでしょう。
あれこれと種類の違う燃料タンクを持つ必要がなくなります。
必然的に消費量が多くなるので、タンクサイズも大きくなりますが、
総量で比べれば格段に減ることでしょう。
②燃料管理が楽
もう一つのメリットは燃料管理。
それぞれの残量を気にする必要はなく、ガス缶でさえ最後まで
使い切ることに不安感がありません。
3-2.デメリット
①非対応機器は使えない
当然ですが、非対応機器には使用できません。
燃料選択を誤ると機器が使えず、本末転倒になりかねません。
使用予定の機器を考えて燃料選択をしましょう。
②忘れ物や故障が命取り
キャンプに忘れ物はつきものです。
例えば給油用のジョウゴを忘れたり、灯油ポンプを忘れたり。
最悪ガス缶を丸々わすれた、ガソリン缶を積み忘れた…となれば、
全てが使えなくなってしまう恐れもあります。(経験済)
4. スタイル別の使用例
燃料の特徴や、統一するメリットが見えたところで、僕が考える
キャンプスタイル別の使用例を紹介します。
※あくまで個人の妄想です。
4-1.登山/ULはガス一択
登山や徒歩キャンプなど、いわゆるウルトラライト(UL/超軽量)装備が
必須であればならガス缶一択。機器類が軽いので全体重量が圧倒的に軽くなります。
登山用具がそのまま当てはまるジャンルなので機器の種類も結構多い。
扱いが簡単なので、手軽に使用できるのも良い所。
4-2.薪ストーブ運用/ブッシュクラフトは「薪」という選択肢
冬キャンプに欠かせないのが暖房器具。薪ストーブを持ち込めるなら薪を主力にするのもアリ。
暖房はもちろん、本体が熱源になるので調理もOK。窓付きなら明かりも取れます。
ブッシュクラフトでも焚火をメインに据えることが多いので、薪を主軸に置くのも一考。
現地でかき集めた枝や木の葉を使って火を起こす・・・これもロマンの塊ですね。
4-3.オートキャンプなら全種類持ち込める
ここまでに燃料統一の是非を書いてきましたが、
オートキャンプにおいては、特にこだわりが無ければ
「全く気にする必要性はない」というのが僕の見解です。
車に積載できるのであれば、全種類持ち込むなんて荒業もできます。
僕の場合、石油ストーブ(灯油)、調理用バーナー(ガス)、焚火(薪)、
ガソリンランタン(ホワイトガソリン)、LEDランタン(電池)、
豆炭こたつ(豆炭)を持ち込んでます。
最近は持ち込むのが大変なので、一部を効率化しています。
例)ランタンは電池orガス、焚火はしない、(逆に)調理は焚火台で などなど。
5. あなたが一番重視したいのは・・・?
さて、ここまで読んだ稀有なあなたは、どの燃料にするか決まりましたか・・・?
今の装備で揃えられるもので済ませるか・・・こだわりを持って統一するか・・・
行く行くは新しいキャンプスタイルに手を出して、見方が変わるかもしれません。
あなたは何を重視しますか?
でわまた次回!